初めての粉石鹸での洗濯にチャレンジした際に使用したものはミヨシのそよ風でした。
泡立ちもよく、初心者向きと書かれているのを見たからです。普通にスーパーでも買えますからお手軽ですしね。
参考
結果は大成功で、何の問題もなく、キレイに洗い上げることができました!
けれども買った後にミヨシのHPを見てみると、金属封鎖剤のEDTA(エデト酸)や香料などが含まれていることを知りました。
個人的には安全性も考えて純石鹸(石鹸素地)のみ、もしくは純石鹸と炭酸塩だけの粉石鹸を使いたいと思うようになったので、次にどの粉石鹸を買うかを決めるために調べたことを書いておきます。
無添加の粉石鹸
無添加の粉石鹸はとにかく、肌に優しい石鹸です。
赤ちゃんの衣類を洗うのであれば、迷わず無添加の粉石鹸を選びますね。
ただし、石鹸カスがでやすいので丁寧な洗濯が必要になるので手間がかかってしまうのが唯一のデメリットです。
パックスナチュロン純粉石けん
うるおい洗濯せっけん
ミヨシ無添加衣類のせっけん
粉石けんスノール紙袋
しらかば粉石鹸999
しらかば999は実際に買って、洗濯したり、煮洗いに使ってみました。
参考
アルカリ剤(炭酸塩)配合の粉石鹸
炭酸塩が入ることによってアルカリ度があがるために、汚れ落ちがかなりよくなります。
無添加せっけんに比べて、洗濯しやすいです。
パックスナチュロン粉石鹸(炭酸塩30%)
ミヨシのせっけん(炭酸塩40%)
しらかば粉石鹸(炭酸塩40%)【材料油脂】食用油の廃油
ふんわりふわふわ(炭酸塩15%)【材料油脂:大豆バージン油】
しらかば2000快(炭酸塩15%)【材料油脂】パームヤシ植物油脂のみ使用
自然丸(炭酸塩40%)
実際に 自然丸を使って洗濯してみました。
参考参考
使いやすかった粉せっけんについて記事にしています。粉せっけん選びの参考にしてみてください。
参考
アルカリ剤(炭酸塩)配合のメリット
粉せっけんには炭酸塩というアルカリ剤が入っていることが多いです。
- 洗濯液のアルカリ性を保ち、洗浄力を維持する働きがある
- 石鹸カスができにくい
石けんの水溶液は常温でpH10前後のアルカリ性です。アルカリ性の環境下で洗浄力を発揮する石けんは酸に出会うと中和されて洗浄力がなくなるという特徴を持っています。
例えば衣類に付いた皮脂汚れ(蛋白質や油脂)は石けんで洗われている内に分解され弱酸性の脂肪酸となり、その酸にアルカリは中和されて石けん液は次第に酸性に傾き洗う力を失います。
しかし、pH範囲を最適な洗浄条件pH9.0~10.5(※2)に保つ働き(アルカリ緩衝作用)をする炭酸塩やケイ酸塩などがあらかじめ石けんに配合されていれば、極端な洗浄力低下は起こりません。
しかし、無添剤の石けんではアルカリ緩衝作用は期待できないので洗濯液は容易に酸性に傾き、汚れ落ちが悪くなってしまいます。
失敗しない粉石鹸の選び方のまとめ
粉石鹸には色々な種類があります。
それぞれ原料(パーム油やヤシ油、牛脂など)が違います。原料が違うと、泡立ち、溶けやすさ、肌への刺激などが変わってきます。
だから、どんな粉石鹸が合うのか?ということを知っておくと粉石鹸を選ぶときの参考になります。
参考
環境面や洗浄力、石鹸カスを抑えるということを考えると炭酸塩配合の粉石鹸がおすすめだし、コストの点から考えてみても無添加石鹸よりも炭酸塩を配合している方が安い。
ただ、ウールや絹などを洗うときには炭酸塩配合のものではなく、純石鹸のみで洗わなければいけないです。