年末の大掃除の超手強い相手といえば換気扇ではないでしょうか。
昨年末に換気扇を掃除した時はグリスフィルターというものが取り外して掃除できるとは知らずに初めて取り外して掃除してみました。
それまでは換気扇のフィルターを取り換えるついでに拭くくらいしかしてなかったのです。
そしたらですね、グリスフィルターは油汚れで凄まじくベタベタ、ドロドロでその汚れを落とすのに2時間以上はかかったと思います。
換気扇のひどい油汚れは重曹やセスキスプレーでは落ちません!
重曹やセスキではほとんど効果がなくて合成洗剤(油汚れに強いというもの)まで使ったのになかなか落ちませんでした。
そこで使ったのが、とろとろ石鹸というもの。
とろとろ石鹸の油汚れに対する効果は抜群でした!
こんなにも簡単にドロドロ、ギトギトの油汚れが落ちるのかというくらい落とせるのです。
とろとろ石鹸を使った換気扇の掃除で、ひどい油汚れを落としたのかを写真入りで解説します!
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年末の大掃除の強敵、掃除前の換気扇
台所の掃除で一番大変なのが換気扇。
しかも換気扇が分解できるなんて昨年まで知りませんでした。
でも、今回はちゃんと勉強したので大丈夫。換気扇を分解して掃除しましたよ。
まずは換気扇の分解から
このグリスフィルターを自分で取り外してみます。
1、2か月前くらいに取り換えたと思うのだけど、換気扇のフィルターが汚れてますね。もっと頻繁に交換しないといけないのかしら?
このフィルターを取り去って、奥にみえる金属のものがグリスフィルターと呼ばれているものです。
手前にフィルターをしていても、奥のグリスフィルターは油汚れで結構汚れてます。
換気扇の種類にもよるとは思うのだけど、これはネジで止めてあるのでネジを外して上に持ち上げるようにすると外れました。
この時点で手がベタベタ。ゴム手袋しないといけないですね。
掃除前の換気扇のグリスフィルター
取り外したグリスフィルターが下の写真です。
この写真でみると、そんなに汚れているようには見えませんね。
ではアップでどうぞ。
上の穴の周辺に油がべっとりとついています。
黄色っぽく見えるのが油汚れ。ガッツリと油が付いています。
掃除前の換気扇のシロッコファン
シロッコファンって知ってますか?下の写真が換気扇に取り付けてあるシロッコファンです。
シロッコファンも取り外すことができます。
シロッコファンを掃除するのは人生で初めて。
シロッコファンの油汚れが凄まじかったですよ。驚かないでくださいね。
アップにしてみますね。気持ち悪いので見たくない人は閉じてください。
油汚れが固まってしまっています。
あまりにも凄いので、粉石鹸と炭酸塩*と熱湯をバケツにいれて、その中にシロッコファンを漬け込みました。
すると、あっという間にお湯の色が茶色に…。
*粉石鹸は炭酸塩無配合のものを使ったので、汚れ落ちをよくするために別途炭酸塩を追加しています。粉石鹸にもともと炭酸塩が配合されているものを使う場合は必要ないですよ。
- 粉せっけん、炭酸塩※、熱湯、バケツを準備する
- ①で準備したものを混ぜ合わせる。ヤケドに注意!
- シロッコファンや油汚れのひどいものは、漬け込みする。
※粉せっけんには炭酸塩入りのものと、炭酸塩が入っていないものがあります。
炭酸塩が入っていた方が、汚れを落とす能力が高くなります。
とろとろ石鹸を使った換気扇の掃除方法
換気扇くらいの油汚れレベルになると、セスキや重曹なんかでは太刀打ちできません。
それは昨年のグリスフィルターの掃除で認識済み。
ということで、換気扇の掃除には、汚れを落とすパワーが強い『とろとろ石鹸』を使います。
とろとろ石鹸の作り方はこちらの記事を参考にしてください。
参考 とろとろ石鹸は掃除に大活躍。作り方を写真入りで紹介するよ
とろとろ石鹸の油汚れを落とすパワーはすごいですよ。もう手放せません。
グリスフィルターの掃除方法
油汚れの酷いところに、粉石鹸で作ったとろとろ石鹸を塗りたくります。
とろとろ石鹸を作る時にちょっと失敗して、ダマができてしまっているので少しだけ使いにくかったです。
やっぱりダマはない方が使いやすいですから、次回からは気を付けたいと思います。
とろとろ石鹸を付けたら、古いハブラシでこするだけで油汚れがスルスルと落ちていきます。
感動するくらいに見事に落ちていくんですよ!!
グリスフィルターの掃除はあっという間に終わりました。10分くらいでしょうか。楽勝です。
マジですごい、とろとろ石鹸。
とろとろ石鹸を使ったシロッコファンの掃除方法
シロッコファンの掃除は、大変でした。
形が複雑なのでこすり落とすのに時間がかかりました。
油汚れだけでなく、ほこりなども付いてるのでもう悲惨。
ベタベタ、ドロドロの油汚れはすごかったけど、熱湯&粉石鹸&炭酸塩の威力は凄まじく、汚れはわりと簡単に落とせるのだけど歯ブラシでこするのに時間がかかったんです。
バケツにお湯と粉石鹸と炭酸塩を入れて溶かします。その中にシロッコファンを漬け込み。
お湯が少なかったので、途中で足しました。
すごい茶色になってますよね?粉せっけんを溶かしたお湯につけるだけで、これだけ油汚れが取れてるんですよ。すごくないですか?
漬け込み時間は15分程。粉せっけんと熱湯の力で油汚れを浮かせて落としやすくします。
その間にグリスフィルターを洗うと、時間の短縮になりますよ。
シロッコファンを縦にして下半分を漬け込んだ状態のまま、上半分を古い歯ブラシでとろとろ石鹸を油汚れに付けながらゴシゴシこすります。
この時にとろとろ石鹸を油汚れの部分につけないと、歯ブラシがベタベタになってキレイに油汚れが落ちません。
1か所ゴシゴシこすったら、また次の場所というようにお湯につけながら掃除すると簡単に汚れは落ちます。
大人用の歯ブラシだとファンの間隔が狭くてキレイに洗えないので、子供用の仕上げ磨き用の歯ブラシが大活躍しました。
私が使ったのはヘッドが小さな歯ブラシです。これは狭い隙間にも入りますからね。
油汚れは粉石鹸と炭酸塩を溶かし込んだお湯に漬け込んであるおかげで、とろとろ石鹸をつけてこすれば、スルリと落ちるけど、形が複雑なのでこするのに時間かかりました。
毎年きちんと掃除していればここまでひどく汚れないだろうから、あっという間に掃除が終わりそうです。
これからは毎年、換気扇を分解してグリスフィルターとシロッコファンの掃除をやりたいと思います。
ちなみに、グリスフィルターは1カ月に2回ほど掃除してくださいと換気扇に書いてありました。
とろとろ石鹸を使った換気扇掃除に使用したグッズ
炭酸塩無添加の粉石鹸と炭酸塩です。
炭酸があらかじめ添加された粉石鹸だったらわざわざ炭酸塩を追加しなくても大丈夫です。
有吉ゼミでレンジフードの掃除で紹介されたのがアプリケイターブラシ
有吉ゼミでときどきキャンプの佐藤満晴さんがレンジフードの掃除をした際に使っていたのが、アプリケーターブラシというもの。
とっても換気扇の掃除がしやすそうでした。
掃除後の換気扇、どこまでキレイになった?
頑張って掃除した甲斐があって、グリスフィルターもシロッコファンもピカピカになりました。
掃除後のグリスフィルター
ピカピカじゃないですか?とろとろ石鹸を使えばあっという間にピカピカです。
掃除後のシロッコファン
どうでしょうか?掃除前の写真と比べれば雲泥の差です。ピカピカになりました。
換気扇の掃除前と掃除後の写真で比較!
グリスフィルター
シロッコファン
いかがでしたでしょうか?
所詮は素人が掃除しているので、徹底的にキレイとは言えないかもしれませんが、しないよりはマシです。
まとめ
換気扇の掃除をしてみて、ナチュラルクリーニングって面白いなと改めて思いました。
グリスフィルターの油汚れはとろとろ石鹸があれば簡単に落ちます。
とろとろ石鹸だけで落とせなかったら、シロッコファンの掃除の手順でやった様に粉石鹸と炭酸塩を溶かしたお湯に漬け込めば簡単に落ちますよ。
シロッコファンの掃除はとろとろ石鹸だけではダメそうなくらいに油汚れがくっついていたので、最初から粉石鹸と炭酸塩を溶かしたお湯に漬け込みました。
結果は大成功です。
是非、ナチュラルクリーニングで換気扇の掃除をやってみてください。感動すること間違いなしです!