
石鹸洗濯を始めてから早いもので2年が経ちました。
今までいろいろな粉せっけんを使ってきたのだけど、一番使いやすかったのはそよ風 2.16kg。
我が家が住んでいる地域は、比較的硬度が高いので粉石鹸の泡立ちが悪いのだけど、そよ風には金属封鎖剤(エデト酸、EDTA)が入っているので水道水の硬度が高くても洗いやすいのです。
せっかくの石鹸洗濯なので、なるべくなら金属封鎖剤のようなキレート剤の入っていない粉せっけんを使ってみたいのだけど、なかなか気に入るものがなくて困っています。
キレート剤ってなんだろう?
水の中には、カルシウムイオンや鉄イオンなど、いろいろなミネラル分が含まれています。ミネラル水は、人が飲む場合、栄養価の高い水として重宝されますが、いざ工業で使われるとなると様々な障害を引き起こす原因になります。キレート剤は、様々な工業用途で使用される水の中のミネラル分(特にカルシウムイオンや鉄イオンなどの金属イオン)を封鎖し、水からくる金属イオンによる障害をなくします。
どうしてキレート剤を使うの?
例えば、水の中にカルシウムイオンや鉄イオン等が多量に存在すると、お風呂場で石鹸を泡立てようと思っても泡立たず、洗浄力は極端に低下します。同じように工業用洗浄剤でも、使用する水の中に金属イオンが多く存在すると洗浄力が低下します。このように、様々な工業用途で障害となる金属イオンを封鎖することで、その用途本来の性能を発揮させる為にキレート剤は使われています。
キレート剤 Q&A
新たな粉せっけんを求めて、今回は粉石けんとしては人気がある粉石けん 暁ローブのお試しサイズを購入して洗濯してみました。
洗い上がりや洗濯のしやすさはどうだったのでしょうか?
暁ローブを使った石鹸洗濯について
暁ローブってわりと人気があるのか、使っているとブログなどに書いてある方を見かけます。
比較的お値段もお手頃価格だし、使いやすい粉せっけんのようなので、ちょっと期待して使いました。
暁ローブってどういう粉石鹸?
暁ローブの成分は、
- 脂肪酸ナトリウム(純石けん分)65%
- 炭酸塩
標準使用量は水30L に対して、粉せっけんが40gです。
炭酸塩が35%入っているので、まぁ普通に使いやすい粉せっけんなのかな?
粉の感じはいたって普通で、ねば塾の粉石けんのようにサラサラしているわけでもないし、自然丸のようなボソボソとした感じでもないし、どちらかというと、ミヨシのそよ風の粉と同じような感じで、粉飛びも激しくありません。
暁ローブでの洗濯
まずは標準使用量での溶かし込みです。
すっごい泡立ちがいいです。
そのまま給水して洗ってみましたが、やっぱり泡立ちはなく、泡が消えてました!
軟水のお水が欲しい…。
そこで、暁ローブを追加して洗いました。
使った粉せっけんは標準使用量の1.5倍くらいでした。
暁ローブでの洗濯の洗い上がり
臭いも特になかったし、洗い上がりは良い感じでしたが、ちょっとだけ黒い衣服に石鹸カスがついて白くなってました。
まとめ
暁ローブでの石けん洗濯は、洗い上がりは問題なかったし、溶けやすいし、臭いもなく使いやすい石鹸でした。
ただ、やっぱり粉石鹸の量は結構必要です。
暁ローブのお試しサイズは200g入っているけれど、1回の洗濯で100g使ったので洗濯2回分でした。
10キロサイズでアマゾンでは3780円で売ってあります。
我が家の場合は、1回の洗濯で100g使うので1回分の洗濯に40円弱かかる計算になります。
まぁ、許容範囲かな?
今まで使った粉せっけんの中では、そよ風についで使いやすい石鹸だったので、リピートするかもしれません。
参考 石けん洗濯の必需品、おすすめの粉石鹸を紹介するよ